中国でのスマホのデータ通信:旅行用eSIM、ローミング、現地SIMの比較
ひとことで言うと
ほとんどの人は、出発前に旅行用eSIMをネットで買って自宅でインストールするのがおすすめです。ローミングよりずっと安く(10GBでたいてい17〜27米ドル。ブランドによって違います)、着いた瞬間から使えて、Google、WhatsApp、Instagramなど普段使っているアプリもそのまま使えます。銀行からの認証SMSを受け取るため、いつものSIMはスマホに入れたままにしましょう。
まず確認:あなたのスマホにSIMカードは入る?
スマホによってはSIMトレイがなく、eSIMしか使えません。iPhone 14以降のアメリカ版iPhoneがそうです。中国の通信会社のeSIMは基本的に中国の身分証が必要なので、旅行者はたいてい手に入れられません。そのため、空港で中国のSIMを買ったのにスマホに入らない、ということが起きます。
3つの選択肢
| 方法 | よいところ | いまひとつなところ | 向いている人 |
|---|---|---|---|
| 旅行用eSIM(出発前にネットで購入) | 安い。着いてすぐ使える。いつものアプリがそのまま使える。自分の電話番号も残る | たいていデータ通信のみで、中国の電話番号はない | ほとんどの旅行者 |
| いつもの通信会社のローミング | 何も買わず、設定もいらない | 高いことが多く、会社によって1日およそ5〜15米ドル | 1〜2日だけ、または緊急時 |
| 中国のSIMカード(到着後に購入) | 長期滞在ならいちばん安い。中国の電話番号がもらえる | SIMスロットがあり、SIMロックのないスマホが必要。普段使っているアプリの一部が使えない。買うまではネットが使えない | 長期滞在、SIMスロットのあるスマホ |
旅行用eSIMの設定方法
- スマホがeSIMに対応していて(2018年以降のiPhoneと、多くのAndroidスマホが対応)、通信会社のSIMロックがかかっていないことを確認します。わからなければ、電話アプリで
*#06#を入力します。EID の番号が表示されれば、eSIMに対応しています。 - 中国本土で使えるプランを買います。10日間なら10GBほどで十分です。
- QRコードが届きます。到着後ではなく、自宅のWi-Fiでインストールします。
- 設定で、eSIMをモバイルデータ通信の回線にします。
- いつもの回線はオンのままにして、ローミング料金がかからないようにデータローミングはオフにします。
- 着いたらeSIMのデータ通信をオンにします。初めて使った日から日数を数えるプランもあります。
旅行用eSIMでできること
| やりたいこと | 使える? |
|---|---|
| Google、WhatsApp、Instagram | 使える |
| WeChatのメッセージ、音声通話、ビデオ通話 | 使える |
| DiDiのタクシー、地図、Trip.com、QR決済 | 使える |
| 銀行の認証SMS | たいていは届く。いつもの電話番号に届きます |
| 中国の電話番号への発信 | 直接はできない。WeChatやWhatsAppの通話を使うか、ホテルや地元の友だちに頼みます |
いつものSIMをスマホに入れておく理由
アリペイやWeChat Payにカードを登録するとき、また支払いのときにも、銀行から認証コードがSMSで届くことがあります。海外でのSMSの受信はたいてい無料ですが、通信会社に確認しておきましょう。
それでも現地SIMがほしい場合は:中国でSIMカードを買う。
情報源:China Guidelines:ローミング、eSIM、現地SIMについて、旅行者が中国のeSIMを手に入れられない理由。